垂水のこと

垂水の名産 須磨ノリ

海苔の養殖

垂水区は、神戸市の沿岸の西端に位置しており、昔から現在の垂水漁港につながる海岸などでは、漁が盛んに行われていました。
昭和30年代前半ごろから、漁業から離れる人が増えてきたので、昭和34年に、神戸市西部沿岸に点在していた駒ヶ林浦(長田区)から 舞子(垂水区)までの7つの漁協を統合し、漁業を営む皆さんの団結を強化しました。 また、閑漁期となる毎年12月から翌年3月ごろまでの冬季の間に、何か収入が得られないかと、ノリの養殖が行われ始めたのは、 昭和35年ごろでした。現在では、ノリの生産枚数は年間約9,000万枚、生産金額にすると全漁獲生産額の約3割を占めています。

神戸市漁業協同組合(垂水漁港)にお邪魔して、現場を見せていただきました。

ノリができるまで

兵庫県のノリの生産高は全国一ということはごぞんじですか?ここ垂水でも年間約9,000万枚ものノリが生産されます。 

1) ノリは、養殖時期により、秋芽と寒芽に分かれます。
秋芽は、9月中旬~10月中旬にかけて網に胞子つけをします。これを冷蔵庫に入れ、水温が22℃くらいになると海に入れます。
2cmぐらいまで大きくなったら、再び冷蔵庫に入れ、水温が18℃ぐらいになる11月25日前後まで保存します。
そして、いよいよ収穫。
1回目は15日後ぐらいに摘みとり、2回目からは、7日ぐらいおいて摘み、平均約5回収穫できます。
真冬を迎え、水温が11℃以下になる1月15日前後には、秋芽の網を引き上げて、寒芽のたね網を海におろします。
寒芽は平均して7回ほど摘むことができ、春先ごろにノリの生産は終了します。 

2) ノリを摘んだ後、鮮度を落とさないように、えびや小魚の付着物を落として海水洗いを10分ほど行います。

3) ミンチという機械でカッティングを行います。
4) ノリと水の割合を決めて、調合機で混ぜます。

5)「すき機」を通してから、ますに入れ、19cm×21cmの形に整形します。
6) プレス脱水をし、約38~42℃の乾燥機に入れ、2時間ぐらい乾燥させます。

7) 100 枚束にして、検査してもらい、最上級~等外まで60~70種類に分けてから、共同入札にかけて業者に売却します。

ノリのミニ知識 Q&A

良いノリの条件って?
・ 黒くて光沢があり、食べておいしく味がよい。
・ 焼いたときに青い色になるというのが良いノリの条件。
・垂水でとれるノリの品質は、全国一だそうです。

垂水のノリは、どこに行けば手にいれることができますか?
・ 関西地区では、焼きノリは3割ほどで、味付けノリがほとんどです。
・垂水のノリの約8割は焼きノリの消費の多い関東に運ばれます。
・神戸市内では「須磨のり」というブランド名で、市内の有名デパート、垂水漁港直売所などで販売しています。

垂水沖でとれたノリも、「須磨のり」なのですか?
・ ノリの養殖は、昭和35年ごろから須磨浦地区で初めて開始されたため、この名前がつきました。
・そのため、この辺でとれたノリは全てこの名前で販売されています。

垂水の名産 いかなご

いかなごの「くぎ煮」

2月下旬ごろから3月中旬ごろにかけてとれるイカナゴのシンコ(当歳魚)を使った「イカナゴのくぎ煮」は垂水発祥の料理です。

イカナゴのくぎ煮は、神戸市漁業協同組合(垂水漁港)でも販売していますが、ぜひ一度、ご家庭でもチャレンジしてみてはいかがですか。

⇒ 神戸市漁業協同組合 TEL 078-706-0456
⇒ 神戸市漁業協同組合水産加工品直売所 TEL 078-708-1616
(問い合わせ時間 午前9時~午後4時)
FAX 078-708-1617


名物いかなごのくぎ煮レシピ

材料
イカナゴ……1kg / 濃いくちしょうゆ……270cc / 中ざら砂糖…… 380g
みりん……100cc / 土しょうが……25g

作り方
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1) イカナゴをザルに入れ、水洗いをして手早く水切りをします。
2) 鍋にしょうゆ、砂糖、みりんを入れ、フタをして強火で沸騰させます。
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3) 煮汁が沸騰してきたら、イカナゴを2~3回に分けて鍋に入れます。
4) 再び沸騰してきたら、あく取りをします。
5) しょうがの千切りを入れて、そのまま強火で炊きます。
6) 約60分たって煮汁が少量になれば、鍋を打ち返して中火にします。
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7) 煮汁が無くなれば、ザルなどの容器に移して、一気に冷まします。

上手に仕上げるコツ
イカナゴは、鮮度のよいイカナゴを選ぶこと
煮汁を手早く捨てること
扇風機などで手早く冷ますこと
分厚い深い鍋で炊くこと
※ 1kgのイカナゴで、「くぎ煮」が約600 g出来上がります。